偏光サングラス
偏光サングラスとは、偏光膜というフィルターが組み込まれているレンズ(偏光レンズ)を
使用したサングラスのことです。
反射する余計な光をカットすることで、クリアな視界が保たれます。
偏光サングラスを使用することで、水面からの余分な反射光がカットされ、
水面や水中がクリアに見えるようになります。ルアーや魚の様子が分かりやすくなり、
狙う場所や攻め方などを見極めることが可能です。
<レンズの仕組み>
この機能により、一定の明るさを保ちながら、眩しさを抑えてギラつきのない視界をキープできます!
<ほかのサングラスとの違いは?>
UVカットサングラスとの違いは乱反射を抑えられるかどうかという点です。
一般的なUVカットのカラーレンズは紫外線対策には手頃なレンズと言えますが、地面からの照り返しに弱く、川や海面など釣りをするシーンで、眩しく見えづらいことも多いです。
そのような悩みを解決すべく誕生したのが偏光サングラスです。
偏光サングラスは特殊な仕組みにより反射光をカットするので、極端に濃い色のレンズでなくても眩しさを抑えられます。
川、湖、海などの水辺で余計な光が軽減され、水中にある石、草、藻、泳ぐ魚、あるいはウキなどの様子が
確認しやすくなります。
<「可視光線透過率」とは?>
レンズが通す光の割合を表します。率が低くなるほどレンズの色は濃くなります。
まぶしさを抑えたい時は10~20%ほど、暗い雨天時などは30%~40%ほどが見やすいでしょう。
<偏光サングラスのメリット>
●反射光をカット
水面に太陽の光が反射してまぶしさを感じることがあるでしょう。
偏光サングラスには、反射光をカットする効果があります。水中の視界がクリアになり、
魚の様子を把握しやすくなります。
●目を保護して疲れやケガを防ぐ
光を長時間見続けると、目に負担がかかり、疲れにつながります。
偏光サングラスをかければ、これらを軽減できます。また、釣りは揺れる船や足元の不安定な岩場などで行います。
思わぬケガをするリスクはつきものです。針やルアーなどから目を物理的に守ることも大切ですね。
自分の釣り用具には気をつけていても、仲間の用具があたってしまうこともあります。
サングラスでしっかりと目を保護すれば安心です!
<レンズのカラー>
●グレー系
比較的様々な時間・状況にも幅広く対応できる万能カラーで、1日を通して釣りを楽しむ時におすすめです。
裸眼状態に近いナチュラルな色に見えるレンズカラーで、疲れを感じさせにくいです。
レンズとしては「トゥルービュー」などが代表的で、可視光線透過率は30%前後が目安になります。
●イエロー・グリーン系
偏光サングラスの中でも可視光線透過率が高いカラー。
つまり日の出・日の入り前後の光の量が少ない時間や、天気が悪くて太陽の光が弱い状況でも、視界が明るくなり、見えやすくなります。
レンズとしては「イーズグリーン」などが代表的で、可視光線透過率は40%前後が目安になります。
●オレンジ・ブラウン系
水中でのコントラストをより強調したい時におすすめなのがオレンジ・ブラウン系のカラー。
落ち葉・泥・水中にある物などがしっかり把握できるだけでなく、水中の魚の影もしっかり捉えられるの
で、状況を判断しやすくなります。
レンズとしてはブラウン、セレン、コパーなどがあり、可視光線透過率は20%前後が目安になります。
<偏光サングラスの注意点>
偏光フィルムは熱と水に弱いので取り扱いにも注意が必要です。
高温にさらしたり、長時間濡れたまま放置したりすると、偏光フィルムが変形して使用できなくなってしまいます。
夏場の車内への置き忘れには気を付けましょう。
<釣りを楽しもう!>
偏光サングラスは、釣りを楽しむ人なら1つは持っておくととても便利なアイテムです。
サングラスを選ぶ際は、レンズやカラー別の効果などを把握することが大切ですね。
自分の好みや目的にぴったりと合った偏光サングラスを見つけて、釣りをもっと楽しみましょう!
店頭に展示もしていますので、試着しながら選んでみてくださいね!